潰瘍性大腸炎などを紹介してみる

26歳で潰瘍性大腸炎になって13年。妻と母と嫁と娘と姉、病人などの肩書があります。極度の面倒くさがりでプロの人見知りです。

それは、早退したからです。

微熱ごときでヨシ!とばかりに早退してきました、こんにちは。

入院中プレドニン40ミリから始め、現在5ミリ服用中。

減薬の副作用だかただのストレスだか、自律神経やられてるっぽい体調が続いてまあしんどい。

 

そういうわけで、3月9日(金)に嫌々行ってきた、大腸カメラについて。

13年前はマグコロール。

10年前もたぶんそれ。

6年前はニフレック

その6年前のニフレックは、あまりの不味さに下からっていうか、むしろ上から出るのでは?ってなった恐怖の記憶。

飲めなさすぎて病院に電話したら、看護師さんに「頑張ってください」と励まされました。

頑張りを極めれば気功で味変ができるのかもしれない。

しかし突然のカメラ、気功を会得するには時間が足りなかったので、今回のモビプレップはググりにググり、冷やすとか飴を食べるとか、ストローで飲むとか、でき得る限りの対策をとった次第。

 

家から病院まで車で5分だし、家で飲むほうが楽なので、毎回家での闘いを繰り広げます。

前日の夜、水に混ぜて飲む下剤がね…妙な甘さを醸し出してきて、すでに戦意喪失。

朝、ばっちり冷やしたミネラルウォーターを、モビプレップの容器に入れて、こう、上のほうをぐっと押したら粉がバーンってなって水と混ぜるっていう手順。

 

……ググってもらえれば幸いに存じます。

 

なにしろ粉末状の下剤を水に溶かしたやつ(モビプレップ)を、1L飲む。

そして500mlの水を飲む。

さらにモビプレップを1L…500mlの水……。

普段500mlのペットボトルを1日かけてやっと飲むっていうのに、午前中だけでどんだけ飲まなきゃいけないの。

とにかく、1杯180ccくらいを10~15分かけて飲むっていう、その最初の1杯目。

 

はい不味い。

 

飲み込めないほど不味い。

ストローでなるべく舌に触れないよう勢いよく飲もうとしたものの、喉の番人が胸の前で腕を×にしている。

どうしても言うなら塩味のスポーツ飲料と例えるしかないんだけど、そういうことじゃなくて、この世の飲み物ではないな!という※個人的な感想。

 

一口目でこれでは全く進まないので、早くもカンロ飴投入。

ちょっとマシになった隙に、一気飲み。

10~15分はどうした。

がんばれーがんばれーと声を出しながら、1杯につき1個のカンロ飴を消費してなんとか4杯飲みました。

どうでも良いですがその日に限って旦那が休みで、ため息をついたり自身に声援を送る私の姿を、生暖かい目で見守ってくれました。

ちょっとくらいじゃなんともないから、味見してください…私の気持ちがわかるから。と舐めてもらったところ、ええ?全然飲めるけど?って言われてショックを受ける。

味覚が鈍いとは思っていたけれど、ここまでとは。宇宙人なのかな?

ちっとも共感してもらえず、むしろトイレの確保を脅かされたり、孤独な闘いから1時間。

コップに移す以外は冷蔵庫に入れていたモビプレップで、今度は体が冷えてですね。

とても寒い。

そこで1Lの手前、800mlのあたりで白湯を飲むという、手順無視をキメました。

ぬるいとますます不味くて飲めず、冷たいと体がプルプルし、白湯でお腹いっぱいだし、もう何が何だか。

 

しかしこの辺りからトイレ通いが始まったので、お腹いっぱいからは解放されたものの…モビプレップの味、全然慣れやしない。

カンロ飴すら嫌になってきて、もう一口も飲みたくないわけです。

通常の大腸カメラって、前日の夕食まで制限付きでOKなんですけど、私は毎回3日前くらいから制限し始めます。

当日のしんどさを軽くするために。

今回は制限も何もほぼ食べておらず、モビプレップを飲むのに限界を迎えると同時に、これなら検査可能では?の状態になったので…うん、ヨシ!ということにして私の闘いは終了したのでした。

モビプレップ1L、白湯500ml飲んだかなあ。

説明書には、この時点でまだだったら追いモビプレップ…とあったし、そこまで不良なことはしてないはず。


大腸カメラは下剤を飲むまでが大腸カメラ、みたいなとこあるので、後は特に書くほどでもないなあ。

肩に打つ、腸の動きを止める注射がとても痛いとか、カメラが脇腹辺りを通るときにとても痛いとか、そんな感じです。

若い先生は、開始と終了の宣言以外ほぼ無言で、カメラ操作に集中していたもよう。

私への気遣いは、察した看護師さんがしてくださいました。

さすがベテランさん。

先生のカメラテクニックは、主治医より強気で時間がかかったものの、我慢できる範囲でした。

前はモニターを見ながらだったのですが、今回はそれがなかったのが残念。

自分の腸内とかそんなに見たくもないけど、気が紛れるんですよね、モニターあるほうが。


結果、S字結腸辺りまで炎症していて、直腸が特に荒れていますね、と画像を見ながらの説明。

しかし、そんなにひどくない、中等症と。

まだプレドニンを使うほどではないと思うし、なるべく使いたくないので、新薬に切り替えて様子を見ましょうということになりました。

私が着替えてる間とかに主治医に指示を仰いでたらしく。

新薬、リアルダの説明を丁寧にしてくれました。

成分はペンタサと同じなんだけど、処方できる最高量がペンタサより上とのこと。

朝4錠で良いそうで、それは楽で良いなあと思っていました。


リアルダ、でかい。


そして楕円形なので、縦に飲み込むよう意識しないと大変なことになりそう。

さんまの骨が喉にささって病院に行ってみたりと、嚥下力低い系女子なので、毎朝1錠ずつ慎重に服用しております。

この時ペンタサ直腸も追加になったのですが、直腸後数分での腹痛に虚しさを感じたので、以降使っていません。


翌週は月曜から土曜までフルタイム出社できた精神力、どっから湧いてたんだアレ。

社会人になってから、体力を気力でどうにかすることが増え、まあまあできてたんだけど、自分が年々歳をとっていることを忘れてたよね。

リアルダの効果は実感できないまま日曜日に発熱し、入院するまでの一週間は次回。