入院中読んだ本の話。
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/10/06
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映画化作品を読もうシリーズ。
この方の本は初めてで、お名前も存じなかったのですが、視点が定まらない感じがしました。
難しい文章じゃないけど、読みにくいような。
十二人しか出ないのに人物が覚えにくくて、この話の為には十二人必要だったにせよ、感情移入はしにくい。
個々のインパクトもそんなに無いし。
私が歳をとりすぎてるのだと思います、これを読むには。
未成年の子しか出ないので、つい親目線というかその年齢目線になるのが難しいのです。
安楽死を願う理由も、この年代だからこその感受性なんだろうなあと。
その子なりに真剣で、考えがあってのことなんだけど、それを書ききれてなくて中途半端な…気がする…。
内容も、そりゃまあそうすればそうなるけど、トリックとして面白くはない…子供のすることとして、あえてそうなのかなあ。
浅く広いものをフワフワ読んでる感覚で、いまいち合わなかったかなー。
映画はDVDになったら観てみようと思います。
キャストは豪華なんだよね、環奈ちゃん好き。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/10/01
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こちらは、面白かったです。
相変わらず清潔で引っ掛かりのない文章、読みやすい。
湯川かっこいいですね。福山雅治に変換されてる分もあるんだけど。
面白いんだけど、切なくて困ります。
ミステリとはいえ、誰も死なずに済まないものだろうか…。
次はマスカレードホテルを読みます。
入院中は案外読書がはかどらないの、なんでだろう。